仕事をする上で、自分の行動を改善していきたいと感じたお話です。
Business Men / *USB*同じような人間が同じように仕事をしているにもかかわらず、こんなにも仕事に対しての考え方が違うのかと驚くシチュエーションが多々あります。
考え方の違いが、仕事への対応の変化につながります。
一歩引いてその「考え方の違い」を見ると、大きく分けて、「天才肌」と「努力派」に分けられる事が多いようにみられます。
天才肌は
営業系の人種によく見られます。
特徴としては、
・瞬時に回答が返ってくる
・人前で喋るのがうまい
・後悔はしない
・面倒なことはスルー力抜群
・まず鬱にはならない
その反面
・瞬時に返せない回答は、そのまま忘れがち
・こつこつ努力ができない
・約束が守られない
努力派は
技術系の人種によく見られます。
特徴としては、
・慎重に精査してから返答が返ってくる
・自分の技術を高めるための手段は選ばない
・後から自分の行動をチェックしている
その反面
・人に頼ることが苦手
・自分一人で考えすぎて、仕事を抱えてしまいがち
端的な違いを比喩表現で言うと、
「石橋を叩いて歩けるかどうか」です。
例えば、仕事を振ったのに返事がない時の対応についての典型例をご紹介します。
天才肌は、聞いたけどすぐに忘れてしまう、または聞いたことすら覚えていなかったりします。
挙げ句の果てには、自己を正当化するために、あえてスルーしているといったことを嬉しそうに当事者に言い、反感を買う愚行をすることもままあります。
努力派は、自分のToDoリストを振り返り、抜けていたことを悔やみます。
また、過大に仕事を抱えているため、わかってはいても手が付けられない状態となりがちです。
「すぐに対応するから」と返答をしますが、他の締め切り間近の仕事も同様な状態のため、なかなか対応できず、結果他人に迷惑を掛けてしまいます。
仕事は一人で完結できません。多くの場合は複数名による共同作業です。
たとえ、一人でこなした仕事であっても、単にその人が複数名の役割をこなしただけで、可能ならば分担して行うほうが結果としては正しいことが多くあります。
組織はお互いの不足を補い合うことができるようになっているべきです。
スーパーマンは存在しません。もし存在していた場合、その人に依存しがちとなります。
何らかの理由でその人がいなくなったとき、その組織は脆弱な面を出すことになるでしょう。
天才肌、努力派、どちらも一長一短で、どちらが良いとは言えません。
互いに認めあうことを拒否しがちで、これらの不一致が仕事上の亀裂の要因ともなり得ます。
お互いが支え合えるよう、自分を分析し、周囲の関係者をしっかり観察して、滞りなく業務が進むようにしていきたいものです。
「他人の行動は変えられないが、自分の行動は変えられる」
「自分の本質は変えられないが、自分の行動は変えられる」
これを肝に銘じて「自分の行動」を改善していきたいと思います。
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